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June 04, 2005

初恋 ラスト

終わりました。爽やかな放心。長い作品だったので、終わったら呆然と放心状態におちいる、悪くすると「冬ソナ」のように結末に納得できずに落ち込むのでは、と不安があった。しかし、予想を心地よくはずしてくれた良いドラマでした。終盤にゆくに従って、脚本の良さを随所に感じる至福を味わいました。役者もシナリオも良かった。どの役者も、性格が深く書き込まれたシナリオの元で良い演技をしていた。わたしは、この作品のBYJが、というより、チャヌが一番好きかも知れない。チャヌの葛藤と成長がBYJ自身と重なって、いとおしくていとおしくて。

何が一番正しいのか、人がきめることはできない。ただ、懸命に誠実に周りの人々にも自分にも正直に生きるしかない。悪役のワンギやイ社長さえ、最後はこの人もこの人なりに懸命だったのだ・・・と納得してしまえる。最後はどの登場人物にも愛着を持ってしまえる、実に幸福な作品です。

そして、最後のメッセージ、運命の愛よりも無償の愛を結実させた脚本に脱帽。

すべては、チャヌがいればこそ、なのです。チャヌだけが戦い続けた。幾度もリンチを受け、兄の別離や障害に兄以上に傷つき、復讐を生きるエネルギーにとして。それなのに、手にした復讐の実現を目前にして、その果実を手の中からこぼさなければならなかった。川の水に浸かって泣く彼のいとおしいこと。
作品はもう一つのメッセージ、「真の復讐は許すこと」を、チャヌに託したのでした。チャヌは最後の決断で彼自身の地獄からも救われたのでした。

前半、中盤、終盤と、3様に楽しめました。ぐれたチャヌも、司法試験をめざすカイブツのチャヌも、クールなビジネスマンのソン室長のチャヌも、みんなカッコ良かった。家族を愛する彼も、ほんのときおり友達とたわむれて見せる優しい可愛い素顔も彼も、みんな素敵だった。BYJをほんとうに楽しめました。


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