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December 23, 2006

ロープ。リングの下から。

2006年 12月 20日。 コクーン。 F列(10列目)上手サイド。

カテコの藤原竜也くんは探し物をするように客席を見ていた。少しはにかみ、少し手応えがあり、それを確認するような、それでいて、まだどうしても解けない知恵の輪に、向き合うような。

今日のノブナガはユダヤ人の社長から受けた指令を理解していた。八百長の引きこもり。俺に与えられたストーリー。

この物語は面白い。素材は重い。野田さんの言葉は、根を持ち土から生えくるのではなく、軽やかに空を浮いてる。
ストーリーの展開は面白い。繰り返し出てくるメッセージは意義深い。暴力がエスカレートする仕組み。顔のない相手を殺すのは簡単だ。勇士が殺す相手には顔がない。相手に顔がなければ人殺しにはカウントしない。そういう社会の仕組み。

話の展開は面白い。語られているメッセージは重要だ。
高校演劇の素材にすれば、力量のある高校生ならこれをやって、ラストシーンで見ている者の胸を打つと思う。

はー。だけど。

はー。だけど。

「ロープ」読めば読むほど、これは難しい。台詞でその人間になるのではなく、台詞が語られている状況の中でその人間をつくる。台詞はできあがった人間のあとからついてくる。だから変わってもかまわない。変わることもある。アドリブがたくさん生まれる。
竜也が自分で台詞を換え始めたら、・・・それが、私が待っている瞬間かもしれないのだけれど。

台詞を一カ所削りたい。繰り返される「俺たちは勇士か」。
その繰り返しの最後に「たち」はいらない。
「俺は勇士か」。自分に問う言葉。

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Comments

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