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March 03, 2008

人間合格

2月16日土曜日 紀伊国屋サザンシアター マチネ おけぴでチケット入手。
ほぼ満席。
客層は、全共闘世代中心かな。

今の若者は、太宰をよむのかしら。そういえばデスノートの漫画家の表紙で急に売れたって、そんなニュースがあったっけ。

井上さんのメッセージが、ロマンスよりもピュアに伝わってきて、心地よい安心感と、居心地の悪い違和感が、半分ずつ。
戦時中にあった反権力、世直しの心意気と、
一般庶民のおおらかで無邪気で無自覚な保守性と、
太宰を軸に、前者を友人佐藤(山西惇)が、後者を太宰の生家に仕える中北(辻萬長)が上手に対比させていた。
芸達者な役者が笑いをさそいながら泣かせる。

岡本健一くんも、軟弱だけど懸命な田舎のぼん太宰を好演していた。

馬淵英里可さんと田根楽子さんが、場面ごとにさまざまな女性を演じ分けて気持ちよく上手だった。

楽しい芝居だったけれど、
半分居心地が悪かったのは、
この演劇が今の日本の社会のどこを住処にするのか、なんだか、絶滅品種を目の前にするような、そんな痛さだったのかな。

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Comments

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Posted by: minecraft online | September 17, 2014 at 01:02 AM

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