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October 04, 2010

トロイアの女たち

芸術でもなく娯楽でもなく・・・・・演劇界を支える良心。


9月18日土曜日 14:00

イリアスに続いて急遽文学座へ。
イリアスより本物というネットのレビューを見て。当日券を当日予約。
信濃町から歩く。文学座は木造の家のようでした。昭和30年代の演劇の熱気がここにそっと残っているような。

170席。長細い平場の舞台の両側に段段、座席ではなくて椅子。
興業ではなくて、演劇の空間です。

赤い床は女たちが嘆く悲劇の血の色ですね。黒い衣装は父や夫や子どもを失った喪服のいろ。

ギリシア軍に敗北したトロイアの残された女たちを描きます。先週のイリアスの続きにあたる時間です。

プリマオス王の妻、王妃ヘカベ、娘のカッサンドラ。ヘクトルの妻アンドロマケ。
この3人とともに8人のコロスがトロイアの多くの女たちとなります。
男はギリシア軍の言葉を伝える伝令使タルテュビオスと無言で女たちを追い、捉える二人のギリシア兵。

イリアスが男たちの戦いの対峙を見せたのに対し、
トロイアの女は題名通り女たちを描きます。国を失い王妃ヘカベは奴隷となる運命をほかのhトロイアの女たちと共に呪います。

物語終盤にヘカテたちは男たちの諍いの原因になったヘレネを糾弾します。そして、ヘレネの裏切りを女たちとともにヘレネを憎み糾弾していたはずのスパルタ王メネラオス王・・・しかし彼はヘレネを目前にしたとたんに「男」に成り下がる。

演劇が社会へのメッセージを担っていることを思い出させてくれる良心お溢れる芝居でした。
その分、エンターテイメント(娯楽)からは離れてしまうのですが。

どの俳優さんたちも十分に熱演で上手でしたし、興味深いずっしりした味わいの空間でしたが
ただ、人としての勉強の色がちょっと強すぎたかな。

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Comments

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