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October 10, 2011

髑髏城の七人 新感線

青山劇場。

メタルマクベスで初めて新感線を見たのは、当日券2時間半並びでゲットした席でした。
あれから新感線はますます売れに売れて、とうとう当日券さえ前売り予約(前売りする当日券ってなぁ)が開始と同時にソルドアウト、あとは当日1時間前に抽選でわずかに出す当日券。
これでは、チケットが手に入らない!

たまたまおけぴで譲りますの投稿を投稿3分後にキャッチしてようやく見に行けました。
2階A席3列目のセンターブロックは、むしろ1階のサイドより見やすく、ラッキーでした!

さて。

未来くんの悪役と、早乙女くんとの二人の殺陣を見に行き、
それはもう息を止めて見入るほど堪能したのだけれども・・・・。

作品としては・・・・新感線らしくお客さんをたっぷり楽しませてくれていたのですが・・・。

短刀直入に言えば、主演の小栗旬くんが私には駄目でした。

カリギュラ、武蔵ときて、ますますご機嫌のよい役で、殺陣も評判で言われていたよりは悪くなかったのだけれど・・・。

新感線の大音量、マイクを通す役者の声、1拍めだけを強調する小栗くんの発声、
小栗旬の捨之助の相手役サギリの中里依沙さんのつぶれてかすれた声は正直お金払っているお客さんに聞かせてはいけないレベルで、

声がだめなせいか、聞いていて不快感がつのり、話に入り込めない。
そのうえ、せっかくすらりとして形の良いはずの主人公が
着物のはらいかたのきたなさ、しょっちゅう見せるからにはたぶんウリの太腿も歩くとがに股で・・・・。う・・・・ん。

かっこいいはずだと自分に言い聞かせて見たのだけれど・・・・。

未来くんも早乙女くんも二人の良さを殺しているような重い衣装で、残念だった。

殺陣はね、すごかったよ。特に二人が絡むシーン。早乙女くんが蝶のように舞い、未来くんが蜂のように刺す。

だけどなぁ・・・同じチャンバラ三昧の蛮幽鬼ではあれほど興奮したのになぁ。

なんでだろう。と、後半はそればかりを考えました。蛮幽鬼は上川さんと堺雅人さんのふたりのうまさが芝居をぐいぐいひっぱていったのか。小栗くん、未来くん、勝池くん、若さだけではかばーできなかったのか。


未来くんの天魔王と小栗くんの捨之助の二役を染五郎が演じたらしく。
そこにあったであろう二面の人間の葛藤が、二人の役を二人で演じる単純さで、善悪も単純化してしまったのが、もしかしたら、かなり大きなおもしろさを欠いた要素かもしれない。
単純に分かりやすくすることで人の心の複雑さが消えて、深さが失われたのでは・・・。

右近さんや、千葉哲也さんも、蛮幽鬼のほうがはるかに面白い造形だったもの。

そんなこんなで、
新感線らしい派手な舞台を見つつ、
小栗くんが「動かないスチール画なら、きれいなのに・・」というところはあの人と共通している、
と発見した夜でありました。

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Comments

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